5/18/2017

ウルフラムの「A New Kind of Science」がオープンアクセス化

BoingBoingより

スティーブン・ウルフラムの「A New Kind of Science (新しい種類の科学)」、の出版から15年経った。これは宇宙全体が再帰的なフラクタル構成されているという衝撃的で読むのに骨が折れる1200ページの本で、最初の章で"新しい種類の科学"というフレーズが頻繁に繰り返されることにも注目である。

15年後、この本はmathe-groovyな挿絵の高解像度画像でオープンアクセスとなった

New Kindの命題への四半世紀の探求を振り返り、ウルフラムはすべてが何を意味するのかじっくり考えている。

しかし、過去15年で何か注目に値することが起きている。現時点で、新しいモデルが作成されている。動物のパターンやウェブブラウザの挙動など何であれ、それらは数学的方程式式よりも圧倒的に多くがプログラムに基づいている。

毎年、ゆっくりと、ほとんど静かなプロセスである。しかし、この点では、劇的に変化している。3世紀前、純粋な哲学的推論が数学的方程式に取って代わられた。今やほんの数年で、方程式は大部分がプログラムによって置き換えられている。今の所、ほぼ実用的(practical and pragmatic)なものである: そのモデルはうまく機能し、より有用である。

しかし、何が起きているか理解できるようになると、数学定理や算法のようなものにではなく、その代わりに計算等価性の原則のような考えに繋がる。従来の数学に基づく思考方法は、 世界について話す方法では力とモメンタムを偏在的に広げてきた。しかし今、我々は基本的にコンピュータによる言葉を考えると、決定不能(undecidability)でコンピュータによる既約性(irreducibility)のような概念の観点から話し始める必要がある。

腫瘍の一部のタイプは常に一部の特定のモデルで成長を止めるだろうか? 決定不能かも知れない。気象システムの仕組みを理解する方法はあるのか? コンピュータ的に既約かも知れない。

Hacker News