5/14/2017

「ブレードランナー2049」の予告から読み取れること

Slashfilmより。ブレードランナー2049の予告から読み取れることを書いている。IMDbがオリジナル映像をマッシュアップして2049の予告を再構築している。

ロサンゼルスへお帰りなさい。(2019年の遠い未来に設定された)最初の映画の出来事から30年が経過しているが、建物の輪郭はまだ見覚えがある。そして、崩壊から姿を現した大要塞のように見えるスモッグでいっぱいで雨でずぶ濡れになったビル群。この眺めは数え切れないほどSF映画に影響を及ぼしたが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とロジャー・ディキンズ撮影監督のおかげで、予告を通して何ら陳腐に見えない。

オリジナルのブレードランナーが公開された時、見覚えのあるロゴで埋め尽くされた未来の街の像は新鮮なコンセプトだった。スタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅は、映画の中にモダンな会社名を挿入することで突破口を開いたが(2001年の遠くの未来が始まった)、リドリー・スコットは未来のロサンゼルスを周囲を小さく見せる巨大な広告で埋め尽くすことで時流に乗った。そして、最初の映画が80年代始めに登場してから、ブレードランナーは2019年に設定された。現実世界の中で行ったにも関わらず... アタリがまだあった。ブレードランナー2049は、アタリが巨大な高層ビルと並んで広告を出すほど十分に強力である未来を舞台にしている。この映画は何より最初の映画で紹介された世界を拡大しようと、現実的な未来を作ることを気にしていないという点がこの予告の中の最初の兆候である。

ロサンゼルスの街は汚れて不潔でネオンを浴びているが、建物の内部は裕福で権力のある人の持ち物で、相変わらず厳しく危険である。すぐに分かるように、この建物にはレプリカント(人と似ていて、寿命が非常に短く、肉体労働や人間が望まない仕事をするロボット)を作る会社があるようだ。どちらかといえば、これは寺院のように見え、これは人間ではなく神のために作られたものというのがふさわしい。

そしてここで、我々はライアン・ゴズリングのエージェントKが、レプリカントのボディで満たされたディスプレイケースを通り非常に長い階段をエスコートして下りている場面に気付く。これらのボディは、人間として売るには必要な細部が欠けているので、一種のテンプレートのように思われる。動揺させるような画像、それらは一見したところリアルに見えて、人間にかなり近いが、廊下の単なる支えとして扱われている。

不気味なことと言えば、予告はレプリカントの誕生と思われるものを示している。プラスチックのチューブがあまりに病院のような出産の管のように機能するのは、本当に動揺するイメージである。高い天井と劇的な照明を備えた部屋の見栄えは、そのデザインの背後にいる人物がそれらの仕事の中で何か一種の神聖なものに見える。

本当に動揺するイメージと言えば、ここではジャレッド・レトである。彼のキャラクターについてはよく分からないが(報道によるとウォレスという名前)、彼はここを管理しているようだ。彼のシンプルな衣服にも関わらず、彼は明らかに未来の男性である。首の脇に光るインプラントに注意。彼の目はガラス質で、彼が盲目であるか、何らかの形でそれらを増強していることを示唆している。間違いなく、彼はここでは悪役だと思うか?

「ハッパー・バースデー」。そして今、4つ目の気味の悪いイメージが続けざま! レトのキャラクターはこの場面で、彼の創作物に慰めを与えているが、彼の画面外で聞こえるナレーションは別の話を伝える:「あらゆる文明は、使い捨ての労働者で成り立つ。」

そして今、我々は灰色の雨の降るロサンゼルスの外に戻ってきている。この巨大な構造物は1982年のオリジナル映画に見られた警察署のようには見えないが...

...予告はここが捜査官Kが命令を受けていた場所であることを暗示しているように見える。LAPDは過去数十年の間で建物を改修したのかも知れない。ロビン・ライトは"秩序"があり、壁について話をして、彼女は悪事を企んでいるように大まかに聞こえる。この予告は捜査官Kが自分が思っているよりもはるかに少ないことを知っていることを暗示している。そして、ライトはおそらく全体像を彼に与えていない。

ここではオリジナル映画のリック・デッカードが扱う大きな武器よりも小さくスリムになっている捜査官Kの拳銃を目を向ける。その銃は、映画用小道具のレプリカ愛好家の間でお気に入りになってきた。これは、超オタクな収集家の間で同じような道をたどるだろうか?

月明かりとネオンで照らされた捜査官Kは、彼が誰かにグラインダーの中を通されたように見える。意図的であろうとなかろうと、この場面は、デッカードが一連の敵にパルプで殴られたオリジナルの3幕目を繰り返しである。頭と顔に傷がある最高の映画スターは格好いい。

過去30年でロサンゼルスの広告が大きく変貌を遂げている。ホログラムが歩行者を超えて通りやタワーに侵入し、うんざりした庶民から2度もチラ見を受けることさえない素晴らしい映像を映し出す。建物の世界の可能性にはびっくりさせられる。

ブレードランナー2049の世界は雨と灰色だが、色がないわけでもない。この豪華な屋上の場面を見ると、緑、赤、白のネオンが飛び交い、人工的な生活に陰鬱な夜を添えている。この映画は見事である。

ほとんど謎のジョイ役のキューバの女優アナ・デ・アルマスがいる。しかし、彼女が雨の中に屋上でLAPDのブレードランナーと出会っているという事実が、彼女の人生がうまくいかないことを暗示している。彼女はレプリカントの可能性はあるか? そうであれば、彼女は捜査官Kとのロマンチックな瞬間に彼女の魅力がオリジナルのショーン・ヤングのキャラクターを彷彿とさせる。

さあ、ラスベガスへようこそ。ロサンゼルスはモノリシックなデストピアを発展させていたが、人気のある観光地が一度崩壊したように見える。しかし、捜査官Kはここで取引をする: 彼は30年間行方不明だったリック・デッカードを見つけなければならない。そして、何らかの理由で彼はここに隠れている。

皆が期待しているように、多くの種類の奔放なイメージ、奇妙な建築、常軌を逸した彫像の本拠地であるラスベガスのような都市はヴィルヌーヴのような映画製作者への贈り物である。ここに展示された作品は息をのむような奇妙なものだ。映画はここで何が起こったのかを説明する、あるいはキャラクタ自身が既に知っているために決して語らないことを当然と考えているのだろうか? 私は後者が好まれるだろうと思う。

デッカードが隠れている場所はここである: 汚れて埃だらけの古いホテルだが、それほど崩れない程度に完璧に見事な現場になっているようだ。

デッカードは一見したところ見つかることを望んでいない。別の人物から会社を探している男は玄関の罠を仕掛けていない。おかげで、捜査官Kの訓練は罠をまたぐことができる。

そして、デッカード自身が現れる。最初の予告で見られたように、彼はオリジナル映画の最初から最後まで着ていたコートを諦めて(ゴズリングはこの映画でファッションの選択肢を持っているように見える)、完全に不精になった。彼はこの映画でグレイのTシャツ以外のものを着るだろうか? ハリソン・フォードは彼は気難しく、未来的な衣装に気を使いたくなかったため、自分のシャツを持って来て、着ることを強く主張していたのだろうか? そう願う。

見て欲しい。私はロサンゼルスの外で空飛ぶ車(またの名をスピナー)を見終えたくはない。スコットの後の編集で全てが破棄されたひどいオリジナルのブレードランナーのエンディングは、ロスの外でフォードの空飛ぶ車が見えるが、これは最初の正確な基準が都市環境を離れて動作するスピナーについて考えているように見える。

「空飛ぶ車やクールなコートやネオンののイメージは一言で言えばブレードランナーの美学である。」に加えるものは無い。私は、彼らがこの画面で瓶に詰めることができるので、毎日それを肌に塗ることができる。

我々はこのくらい知っている: ある時点で、デッカードはジャケットを着る。ああ、彼は強烈に頭に傷を受けた。ああ、彼はロサンゼルスを十分に離れた雪が降るような場所のとあるビルで自身に出くわす。これはスピナーがイメージの数枚前で飛んでいた時に着ていたものか?

最初のブレードランナーは80年代初期の中で未来を想像し、ブレードランナー2049はその美しさを取り入れ、辿っている。今から数十年後に起こるかも知れないが、画面のファッションは1982年にはクールに見えたものを拡張して素晴らしくなっている。この映画が始めの時点ですぐに感じることができる素晴らしい選択である。見間違いでない限り、オデッセイのマッケンジー・デイビスの衣装は素晴らしい。

これは何だろう? 岩に刻まれた数字? 6、10、21? あるいは6/10/21? 日付なら、最初の映画の出来事の約2年後である。今、ちょっと思い付いたが、もしかして我々は墓なのかも。具体的には、最初の映画のショーン・ヤングのレプリカント、レイチェルの墓かも知れない。

オランダの女優シルヴィア・フークスである。彼女のキャラクタについては、ジャレッド・レトのために働いている、映画の刺客を率いているのかも知れない、難しい仕事を警官Kに任せるために姿を見せたキャラクタということ以外、詳しくは無い...。彼女はレプリカントだろうか? 結局のところ、あなたがロボットのようなものを持てる時、なぜ人間の信頼できる部下になるのか?

とにかく、雨の中で捜査官Kは発砲している。

そして、ここに彼女の車の中から発砲し返すフークスがいる。彼女は何を守っているのか? 予告の中の別の場面はヒントを与えるかも知れない...

オリジナルのブレードランナーの視覚効果は今日でも依然として見事だが、今の技術は、スピナーがSF映画の中で役立つ空飛ぶ車を常に望んでいた全てを行うことができるこのようなショットが可能である。

「彼らはあなたがここにいる事を知っている。」なぜ捜査官Kがデッカードを追跡する必要があるのかまだ明らかでは無いが、元ブレードランナーの孤立した存在を壊してしまう。ここでは敵がデッカードや捜査官Kを捕まえるか殺すかはまだ不明のままである。

しかし、2つの事が早くも明確になる。まず第一に、デッカードのホテルに捜査官Kに続く男は明らかにレプリカントで、彼らはやすやすと厚い石の壁を突き破る事ができる。しかし、もっと重要なのは、孤独なデッカードが小さな犬を連れているように見える事だ!

そして、彼らは状況が個人的なものなる: デッカードの車を爆破させる。大きなミス。

Peter Sciretta(CinemaConでよく聞く)によると、このナイトクラブのシーンはラスベガスで起こった。しかし、なぜ完全に見捨てられたように見える都市でナイトクラブがあるのか?

そう、ホログラフィック・ショーであるため、観光客が来なくなった後も何年も空の部屋で再生されているだけかも知れない。少なくとも、ステージ上の人物がライトで本当にちらつくため、現実のように思える。

我々はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーや007 スペクターのデビッド・バウティスタがこの映画で誰を演じるのか分からないが、小さな丸いメガネの姿から、彼は明らかにAスマートガイだ。

しかし、メガネに騙されてはいけない。彼はまだ警官Kを捕える図体の大きい凶暴な男である...。

...そして、壁を突き抜けて、彼を押し込んだ。

魅力的なショットで満載な予告で、最高のものかも知れない。キャットウォーク上の捜査官Kに見えるが、重要なのは、その巨大なホログラフィック広告はアナ・デ・アルマスのジョイである。彼女はセレブであり、Kの援助を必要とするレプリカントである可能性はあるだろうか?

なぜ、私は燃えている小屋は捜査官Kがデビッド・バウティスタのミステリアスな登場人物と戦った建物だと何となく思うのか? それが正しいとするなら、その詳しい戦いの結果を知ることになる。

前に見たラスベガスのナイトクラブをもう一度現れる。このショーは、我々が知る街の典型的なもので、派手でカラフルで、見事な衣装の女性でいっぱいだ。

前景にいる女性は誰かは明らかでは無いが、ドア内の人物は捜査官Kであることに間違いない。しかしながら、ここでの本当の中心は周囲であることに間違いない。彼らはホログラフィック・ルームにいるように見え、扉の周りの空間の湾曲が錯覚を破るように、スタートレックのホロデッキを思い出させる。

捜査官Kとシルヴィア・フークスが雨の中でお互いに発砲をしたことを覚えているだろうか? 理由が分かるかも知れない: 彼女はスピナーにリック・デッカードと一緒だ。しかし、彼女(むしろ、彼女の雇用主)は彼に何をしたいのか?

ナイトクラブにもう一度訪れてみよう。ナイトクラブでは、捜査官Kとデッカードは意見の相違があるように見える。OK、デッカードは新しい知人の顔にパンチを打ち込んでいる。これらの二つの間に何が起こっているのか? 警官Kはこの反応を得るのに何が明らかになっただろうか?

そして、デッカードのホテルの隠れ家に戻る。そこでは捜査官Kが見えない相手に発砲している(おそらく、最初に壁に壊した男と思われる)。レプリカントは人間より強いが、巧みなショットがすぐにそれらを倒すだろう。

「あなたはまだ知らない。すべての真相を。」ジョイによって語られるセリフが、破られたこの本のショットに加わる。

...そして、捜査官Kが恐ろしい情報を発見したように見える。おそらく、「えっ、俺は実際はレプリカントなのか」という情報かも。ブレードランナー2049が2017年10月27日に公開した時に、確実に分かるだろう。

WIRED