4/08/2017

ブラックホールの事象の地平線を撮影するプロジェクト、いよいよ始動

Slashdotより。観測対象は、天の川銀河中心(太陽の400万倍のブラックホール)と、M87中心(太陽の30億倍のブラックホール)。

匿名の読者がNew Scientistのレポートを伝える:
今週、天の川銀河の中心にある超巨大ブラックホールを撮影する最初のチャンスがあるだろう。画像はブラックホールの仕組みや、宇宙を支配する力の最大値と最小値がどのくらい整合するのかを教えてくれるだろう。Event Horizon Telescope(「事象の地平線」望遠鏡)が作動する。スペイン、米国、南極の電波望遠鏡を含む世界8カ国の電波天文台で構成されている。そして、4月5日から14日の間のわずか4あるいは5夜、全ての天文台で天候が良ければ、すぐに全てが作動するだろう。各望遠鏡は、天の川銀河の中心にある超巨大ブラックホール射手座Aに向け、その方向から来る全ての電波を測定する。巨大な地域にまたがる天文台を結び付け、余計な光を取り除くために観測を組み合わせることで、ほぼ地球サイズの強力な仮想望遠鏡を効果的に作り出すだろう。これらの望遠鏡は、我々がまだほとんどいらない射手座Aと、すぐ近くのM87銀河中心にある巨大ブラックホールから、これまで得たよりも鮮明で詳細なデータを収集するだろう。望遠鏡は1夜あたり合計2ペタバイトのデータを生成することで(これは20億人のゲノム全体を保存するほどの量)、天文学者はブラックホールの事象の地平線とその周囲を疾走する明るい物質の初の画像を手に入れることを期待している。

国立天文台