4/17/2017

ジョン・コルトレーンの音楽の数学

Open Cultureより。ジョン・コルトレーンは数学のように音楽を作っていたという。

Coltrane tone circlef

物理学者でありサックス奏者のステファン・アレクサンダーは、多くの講演と著書「The Jazz of Physics」で、アルバート・アインシュタインとジョン・コルトレーンには多くの共通点があると主張している。アレクサンダーは特にいわゆる"コルトレーン・サークル"に関心を持っており、コルトレーン自身の新しいアイデアからなるものだが、ミュージシャンが"5度の循環"と認識するものと共通点がある。コルトレーンは1967年にサクソフォン奏者のユセフ・ラティーフ教授にスケッチを贈り、彼の独創的な著書「Repository of Scales and Melodic Patterns」それが含まれている。ラティーフは彼の自伝の中に書いているように、コルトレーンの音楽を"オートフィジオサイキック(autophysiopsychic)"の豊かな伝統への関心を尊重した「精神的な旅」とみなしている。アレクサンダーはアインシュタインの量子論を動機付けたのと同じ幾何学的原理と見ている。

どちらの説明も適切ではないようだ。音楽家でありブロガーのRoel Hollanderは「セロニアス・モンクはかつて全ての音楽家は無意識のうちに数学者であると言った」に言及する。ジョン・コルトレーンのようなミュージシャンは、音楽の数学を非常に自覚し、意識的に作品に適用してきた。

コルトレーンはまたアインシュタインの業績を非常によく理解していて、しばしばそのことを話すのが好きだった。ミュージシャンのデイビット・アムラムは、ジャイアント・ステップスの天才が彼に「音楽の中でそのような何かをしてみようとした」と語っていたことを覚えている。

Hollanderはコルトレーンの数学を、2つの理論重視のエッセイで分析している。一つは一般的にコルトレーンの"音楽とジオメトリ"、もう一つは特に彼の"トーン・サークル"を詳細に分析している。コルトレーン自身は、最も有名な作品の背後にある徹底的な理論的研究について、おそらく作品自体から明らかなため、公に発言することはほとんどなかった。彼は科学やあらゆる精神的伝統に魅力を引き出して哲学的に神秘的に表現することを好んだ。ジャズ・ミュージシャンのCorey MwambaはFacebookで他の演奏者を非公式に調査をして発見したのは、コルトレーンの詩的な話し方は、サークルを検討するために様々な幅広い方法で音楽の解説者を残した。例えば、クラリネット奏者のArun Ghoshはコルトレーンの"数学的原理"に、"神学者と関連がある音楽システム"を見た。それが彼が思量するシステムで、"私にはかなりイスラム的だと感じる"。

ラティーフは、私よりもコルトレーンの手法をよく理解した人間は少ないかも知れないと認めた。彼は何年もコルトーレント共に親密に研究し、2013年の死以来、同僚そして助言者、特に世界中の理論と音楽の彼の普遍的な信奉者として記憶されている。ラティーフは、コルトレーンの晩年の名作「至上の愛(A Love Supreme)」が「Allah Supreme (アラーの至高)」というタイトルだったかもしれないが、政治反動を恐れていたわけではないと主張した。その主張が偏向的だと感じる人がいるかも知れないが、上記図にはっきりと含まれているコルトレーンの音楽理論への広範囲の反応で見られるように、ラティーフは宗教的体験だった科学的発見に関する"音楽の構造"についての彼の認識を書いている。彼にとって両方とも"体験から抽象的な考えを通じてミュージシャンの心の中に出現する"直感的なプロセスであると、ラティーフは書いている。

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