4/02/2017

暗黒エネルギーの存在に疑義

Slashdotより

boley1はNew Atlasのレポートを引用する:
宇宙がどのように進化し始めたのか、現在受け入れられている標準理論であるLambda Cold Dark Matter (Lambda-CDM)モデルによれば、我々が毎日接触する普通の物質は、宇宙の密度の約5パーセントを占めるに過ぎない。そして、暗黒物質が27パーセントを占め、残りの68パーセントは今のところ宇宙の膨張を推進する理論的な力である暗黒エネルギーで構成されている。新しい研究は、宇宙の変化する構造を考慮する事で、暗黒エネルギーで満たされているという理論の差が消えてなくなる事を発見したコンピュータ・シミュレーションを引用して、暗黒エネルギーがそもそも存在するのか疑問を呈している。ハンガリーのEotvos Lorand大学とハワイ大学の新しい研究によると、暗黒エネルギーが発明されたという矛盾は、単純化を目的に言い繕うための理論の一部から生じたのかも知れない。研究者らは宇宙が大規模構造に基づいてどのように構成されたかのコンピュータ・シミュレーションを設定した。その構造は、明らかに銀河が各バブルの薄い壁の上に作られる「泡」の形になるが、中央の巨大なポケットは大部分が普通の物質と暗黒物質の両方を欠いている。チームは、この構造の中で重力がどのように物質に影響するのかをシミュレーションし、宇宙が平坦・均一に膨張するのではなく、様々な場所で様々な速度で膨張する事を発見した。重要な事には、全体の平均膨張率がそれでも観測と一致しており、膨張の加速を指摘している。最終的な結果は、チームがAveraモデルと呼ぶものである。研究が精査されれば、暗黒エネルギーの幽霊を追い掛けることから離れて、物理学の研究の方向性を変えるだろう。
「一般相対性理論は、宇宙の進化の道筋を理解する上で基本的なものです。」新しい論文の共著者であるLaszlo Dobos博士は言う。「我々はその問題に疑問を呈していません。我々は近似解の問題に疑問を呈しているのです。我々の発見は、一般相対性理論と矛盾しない空間の膨張差を可能にする数学的推測を利用し、物質の複雑な構造の形成がどのように膨張に影響するかを示しています。これらの問題は、以前はうやむやにしていたが、それらを考慮に入れると、暗黒エネルギーを必要とせずに膨張の加速を説明することができます。」この研究は、王立天文学会の月刊誌に掲載されている。あなたはここで様々なモデルを比較するアニメーションを見ることができる。