3/27/2017

スマートフォンのイノベーションの終わり

Andreessenn Horowitzのベネディクト・エバンスのブログより

この秋、Appleは新しいiPhoneデザインを発表するだろう。そして、新しいデザインを延期し、6のデザインを2年どころか3年持たせることにした現実が注目されることを示唆している。しかし、確かに単なるいつもと同じiPhoneだろう。一方で、Appleは(そのうちもっと後で)ARメガネに取り組んでおり、確か自動車プロジェクトにも取り組んでいたが、どちらとも少なくとも1、2年では(車はおそらくもっと長い)大衆市場の消費者向けの発売がされる見込みはない。だから、多くの「Appleでイノベーションが死んだ!」ネタとなるだろう。

これはAndroidと類似している。私は思う: バージョン'O'の新しい開発者リリースは、多くの素晴らしい作業と確かな価値ある物はあるが、世界を何も変えない。再び、叫び声が大きくなる、「イノベーションは死んだ!」。

しかし、実際にはこれは製品サイクルのどこかに反映されている。あらゆる種類の新しいテクノロジーはSカーブをたどる傾向にある。初め、改善とイノベーションは基本概念が解決するまで沈滞気味になり、その後に非常に急激な変化、イノベーション、機能拡張の期間があり、その後、市場が成熟し、余白が埋め尽くされ、目に見える改善がペースを落としていく傾向にある。車や航空機は20世紀の半ばには21世紀の最初の10年よりもはるかに多くの明らかな変化があり、これを見ることができた。そして、今ではPCやスマートフォンでますますそれを見ることができる。PCの曲線は何年も完全に平坦で、スマートフォンも今は平坦になり始めている。まだカメラやGPU(VRで駆動されている)に十分に改善はあるが、戦争は終了している。

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これは質問が変化することを意味する。我々は「これがうまくいくのだろうか?」あるいは「誰が勝つのか?」といったことを尋ねない。そして、AppleとGoogleが勝利し(もちろん、Googleは中国以外だけ)、1995年のMicrosoftがそうだったように、彼らの勝利は完結している。むしろ、スマートフォンでは25億のユーザがいて、数年後には50億に成長する状態で我々は何ができるのか問うている。

おそらく、ここにパラドックスがある。iPhoneとAndroidにはイノベーションが沈滞することは弱点(「Appleは終わった!」「Androidは脱落した!」)を意味せず、それは強みである: 我々は、彼らが確固たるものを築き上げている局面にいると言う事実を反映している。ほとんどの空白が埋められているという事実(大きな問題が解決された)は、新しいアイデアや実行が現役をひっくり返す可能性のあるSカーブ部が過ぎたことを意味する。もちろん、彼らは非常に機能が豊富で、台数やエコシステムのスケールが大き過ぎる。

もちろん、iPhoneはMicrosoftとNokiaと同じように、次のSカーブがやって来てスコアをリセットするまで当てはまるのかもしれない。今年の傾向は、この新しいSカーブは音声(私は懐疑的だが)や一般的なAI(ええ、でも携帯電話の力学を変えるかは分からない)にあるだろうと言うことである。AIは確かにテック業界の新しいSカーブだが、あなたが持ち歩く実際のデバイスでは、私は拡張現実(AR)が次の基本的なプラットフォームの転換だとますます考えている。ARは、あなたの携帯電話に向かって何かを振ると言う意味ではなく、マルチタッチがウィンドウ/マウス/キーボード・モデルを置き換えたのと同じように、あなたの周りの世界の中にオブジェクトを置くことができるメガネがおそらく新しいユニバーサルなインタフェースである。

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これは一度で起こるものではない。マルチタッチの効果は3つの事象が効果的に起こった: 2006年のジェフ・ハンのデモ、2007年のiPhoneの登場、Androidによって加速された2010年以降のユニット販売の爆発である。新しいSカーブも同様に平坦で始まる、少しの間。

この種のイノベーションの楽しい部分は、カーブの終わりになると、最初は本当に退屈に見えるということだ。その時点ではそのように感じない。今日、2007年のiPhoneのビデオは、ほとんど困惑しているようだ - もちろん全ての携帯電話がそんな風だった! 彼らはそうではなかった。多くの人がデモは偽造されたものだと主張さえした。

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