3/01/2017

宇宙のルータへの2つのアプローチ: SpaceXとOneWeb

CircleIDのブログより。

2つの企業(イーロン・マスクのSpaceXとグレッグ・ワイラーのOneWeb)が低軌道衛星の一団を使ってグローバルの接続性を提供することでインターネットに革命を起こそうとしている。SpaceXはOneWebよりも多くの注目を得ているように見えるが、両社とも素晴らしい(formidable)。

彼らは同じ目標を持っているが、組織が異なっている。SpaceXは、ロケット、衛星、地上局を構築し統合されているが、OneWebはバーティ・エンタープライズ、コカコーラ、インテルサット、ヒューズ、Totalplay Telecommunications、ヴァージン・ギャラクティック、ソフトバンクなど多数の協力者や投資家がいる。

戦略的投資家のソフトバンクは昨年12月に12億ドルを投資し、取締役の席を与えられた。OneWebはプロジェクトの残りの部分を有しするために十分な資本を調達したと言っている。

OneWebは900個の衛星を作って、最初に648個を打ち上げる計画である。しかし、ワイラーはソフトバンクがもっと積極的になるよう働きかけており、1972個の衛星を追加することを検討していると言う。そうすることで、システムの総容量が劇的に増加する。とにかく、彼らの目標は2022年までに全ての学校に接続することで、2017年までにデジタルデバイドを完全に克服することだ。

SpaceXとOneWebのプロジェクトの批判者は彼らは地上のワイヤレスと競争することができないし、低軌道での「宇宙ゴミ(space junk)」衝突を引き起こす危険も冒していると主張する。その反論として、ユビキタスで高速なワイヤレスの接続性が地球上の人々の大半に行き渡るまでには数十年かかるだろうし、そのような衝突の確率はその高度ではとても小さい。

(同じプロジェクトのテレデジックは1990年代に失敗したが、インターネット接続性がより重要になってからは打ち上げや通信技術が劇的に改善している)

二つ企業のうち一つが成功し、もう一つが失敗したらどうなるだろうか? 農村と発展途上国の多くで勝者が独占することになるだろう。アクセスネットワークやバックボーンネットワークで地上のプロバイダ(ISP)と実質的に競争することも考えられる。グローバル・プロバイダは独自の規制を必要とするだろうか? もしそうなら、何をすべきで、誰がそれを行う権限を持つのだろうか?

私は難しい質問を取り上げた評論家に答えるほど賢くはない。しかし、SpaceXとOneWeb両方とも成功することを願っている。グローバル・プロバイダの競争は人類にとって大きな価値がある。

カリフォルニア州立大学の情報システムのラリー・プレス教授による。ラリー・プレスの他のブログ投稿をはここで読むこともできる。