2/18/2017

Googleでのソフトウェア・エンジニアリング (3.1)

Googleでのソフトウェア・エンジニアリング」と題する論文。

3. プロジェクト管理


3.1. 20%時間

エンジニアは、マネージャや他の誰からの承認を必要とせずに、自分で選択したプロジェクトで働く時間の20%まで費やすことが許されている。いくつかの理由で、エンジニアに対する信頼は非常に有益である。第一に、良いアイデアを持っている人は、たとえ他の人がすぐに価値がある分からないようなアイデアを持っていたとしても、アイデアの価値を示すためにプロトタイプを開発し、デモ、プレゼンを行うための十分な時間を持つことができる。第二に、管理者に他に隠されているかも知れないアクティビティの可視性を提供する。20%時間を許可する公式なポリシーを持たない他の企業では、エンジニアは時々管理者に知らされることなく、スカンクワーク・プロジェクトに取り組むことがある。エンジニアがそのようなプロジェクトについてオープンにできるなら、管理者がプロジェクトの価値に同意できない場合でも、定期的な状況更新の中でそのようなプロジェクトに取り組んでいることを説明する方がはるかに優れている。それを支援する全社的な公式ポリシーや文化を持つことは、これを実現可能にする。第三に、エンジニアが自分の時間のほんの一部をもっと楽しいものに取り組む時間に費やすことを許可することで、自分がしていることにやる気を出させ、刺激を与え続け、とても詰まらない仕事に100%の時間取り組まなければいけないと感じることで簡単に起きてしまう燃え尽き症候群を止めることができる。熱中していて意欲のあるエンジニアと燃え尽きたエンジニアとの間の生産性の差は20%を超えている。第四に、イノベーションの文化を奨励する。楽しく仕事に取り組んでいる他のエンジニアを見ると、実験的な20%プロジェクトで同じことをすることを全ての人に奨励している。