12/20/2016

GNU Hurd 0.9がリリース

GNU Hurd 0.9、GNU Mach 1.8、GNU MIG 1.8がリリースされた。GNU Hurd 0.9では、特権ユーザでなくてもbootプログラムが実行になった。そして、イーサネットマルチプレクサがこのレポジトリにマージされ、仮想インタフェースを作ったり、実イーサネットとの間でトラフィックをルーティングできる。また、バークレイパケットフィルタ(libbpf)もマージされている。GNU Mach 1.8ではメモリ管理の大規模な改良が施され、仮想メモリシステムは割り当てに赤黒木(red-black tree)が使われ、数万ものタスクをサポートできるようになった。デバッグやエラーのレポートも改善されている。廃止予定だった外部メモリ管理インタフェース、部分的ACPIのサポートは削除された。GNU MIG 1.8の方は生成されたコード内の誤った警告が修正された。Hurdを手軽に試したい場合は、Debian GNU/Hurdを使うといい。

GNU Hurdは1990年から開発が始まり、その間にLinuxが事実上のスタンダードになってしまった。Hacker Newsのコメントによると、ザナドゥ計画は1960年から開始され、2014年に54年の開発を経てプロジェクトの成果物が出たとのこと。