11/23/2016

Proof Of Stake

フレッド・ウィルソンのブログより

ブロックチェーン技術には複数のブロックチェーンやプロトコルが提案され、テストされ、様々な実験が同時に行われており、多くの最先端のコンピュータサイエンスが使われている。これは私の見立てでは全て良いことだ。我々は最終的にアプリや標準が出てくるのに適しているテクノロジーに見当がつくことだろう。私は、マーケットの安定性のレベルからは3〜5年は離れている、もしかするとそれより遠い可能性があると考えている。

私にとっての一番興味のある疑問の一つは、大規模で分散型の信頼できないパブリックなブロックチェーン(例えば、Bitcoin、Ethereumなど)に、Proof of Stakeのコンセンサスメカニズムを導入する方法を我々は解明できるかどうかという点である。現在、一般に好まれるコンセンサスメカニズムはProof of Workと呼ばれるもので、特定のProof of Workの実装はほとんどのパブリックブロックチェーンのマイニングで使われている。マイニングには多くの問題がある。とりわけこれらのマイニングデータセンターを動かすためのマイナーによる膨大な電力消費が問題となっている。マイニングが持つ他の懸案事項は中央集権化(Bitcoinのマイニングインフラのほとんどが少数の巨大なマイナーがコントロールしている)と、51%攻撃にさらされていること(もし一人のマイナーがネットワークの51%をコントロールすると、ネットワーク全体をコントロールできる)である。

Proof of Stakeは、Proof of Workの代替案であり、巨大でパブリックなブロックチェーンに組み込めるかどうかを確認するために多くの作業が行われている。Ethereumプロジェクトのリーダーは、Ethereum上にProof of Stakeを実装しようと意欲を持っており、その目的に向けて努力している。

Proof of Stakeシステムでは、トランザクションを検証できる証拠(proof)としてこれらのシステムの中心にあるまさにコイン/トークンを利用する。あなたはコンピュータや動力としての電気を買うために資金を使う代わりに、コイン/トークンを購入するのに資金を使って、あなたはトランザクションを検証できる。もちろん、これはとても単純化しているが、アイデアの核心である。

今朝、私はEthereum WikiProof of Stake FAQを読んだ。Proof of Stakeのアプローチの中に現れる様々な問題に関する面白くそして深い議論があり、これらの問題を解決するためのアルゴリズムやテクニックが提案されている。もし、ブロックチェーン技術に興味があり、これらの要素全てが内部でどのように働いているかを理解したいなら、同じことをして、読んでみてはどうだろう。

私は、Ethereumのような大きなパブリックプロジェクトが1〜2年でProof of Stakeコンセンサスアルゴリズムを実装することを期待している。マイニングが機能することで、ブロックチェーン技術が検証され、商用化が可能となった。しかし、私の直感では、マイニングは最高のコンセンサスシステムではなく、我々はより良いものができるという気がしている。そして、我々はできるかどうかを考えてみるべきだろう。つまり進歩が全てであるということだ。

Hacker News