9/18/2016

DE-CIXがドイツ政府を大規模監視で訴える

The Registerより。市民を監視するのは、ファイブアイズ、中国、ロシアだけではない。

世界最大のインターネットエクスチャンジポイント(IXP)が通信システムの盗聴(タッピング)でドイツ政府を訴えている。

ドイツ、フランス、スペイン、米国でも多数のエクスチャンジポイントを運用しているDE-CIXは、エクスチャンジセンターをタップ(盗聴)することを許しているドイツ連邦情報局からの命令についてドイツ内務省を訴えている。

ライプツィヒの連邦裁判所に提訴した訴訟の目的はドイツ政府の行為が合法かどうかを司法の説明(judicial clarification)を求めることにある、「とりわけ、我々の顧客や当社にとっての法的確実性(legal certainty)」と会社が語った(ドイツ語)。

DE-CIXによると、主として世界中の大手ISPのその顧客は、センターを盗聴することの適法性を明快にするようエクスチャンジポイントに求めている。

ドイツの憲法学者の最新の論文はドイツ連邦情報局(BND)の行動は「完全に違法」だったという主張だった。監視の度合いはばらつきがあった(disproportionate)し、ドイツ市民をカバーした通信だったのかそうでなかったのか説明責任を負うことがなかったと論じている。

多くの国のように、ドイツ政府は市民自身をスパイすることを(少なくとも論理的には)許していない。国家監視の問題は、特に1950年から1990年の東ドイツの活動の暗い歴史が原因で国の中でとても重大なテーマにもなっている。

DE-CIXは元ドイツ連邦憲法裁判所長官のハンス=ユルゲン・パピア博士の論文[PDF、ドイツ語]を引用し、「現在の行いの適法性について深刻な懸念」を投げ掛け始めている。

論文はしばしばDE-CIXを引き合いに出し、BNDがインターネットエクスチェンジポイントを監視することの問題に明確に対応する。DE-CIXのフランクフルトのインターネットエクスチェンジポイントは、「今やピーク時には4Tbps以上のスループットを持つ世界でもっとも大きなインターネットエクスチェンジポイントの一つ」であることを指摘する。

拡大解釈(Generous)

現政権のもと、BNDはエクスチェンジポイントから生のデータストリームを与えられ、本格的に 特定の電話番号やメールアドレスを検索しているはずですである。しかし、パピアが注意することは、法律の「むしろ拡大解釈」である、BNDははるかに度を超え、大量監視と同等のことを行っている。

DE-CIXはアメリカの外国情報監視法(FISA)のドイツ版と言える基本法10条(G10法)も引用している。FISAのように、ドイツのこのシステムは完全に司法手続きを経る必要はなく、違憲であると主張し、改正の要求を求めている。

G10法はドイツ憲法の基本法10条の後に名付けられたもので、信書、郵便、電信電話のプライバシーを保護する。法令はドイツ、アメリカ、イギリスがお互いの市民をスパイし、情報共有を一緒に行っていたという大量監視に関するエドワード・スノーデンの暴露の後に一部が廃止された。

その後、法改正のためにBNDに影響を与える重要な圧力があった: その組織が抵抗し、今年のはじめに長官の辞任につながっている。ドイツ連邦憲法裁判所による決定はBNDの監視の大部分は違憲で、再編成することにもなっている。

しかし、ドイツの支配層や情報機関はまだ再編成で懸命な抵抗を試みている。DE-CIXの訴えはその取り組みで、重要な足掛かりになることを示すかもしれない。

Hacker News