9/27/2016

ヴィント・サーフがやり直すとしたら

ComputerWorldに掲載された記事。インターネットの父、ヴィント・サーフが次世代IPについての反省点を語った。

ヴィント・サーフはインターネットの父と考えられているが、もう一度作り直すチャンスを与えられても同じことをしたとは限らない。

「もし、あの時私がそれを正当化していたら、128ビットのアドレス空間を採用する事は素晴らしかったし、IPv4からIPv6に移行するのに20年掛けるというこの苦痛を受ける必要はなかっただろう。」ドイツで行われたHeidelberg Laureate Forumでの記者会見でジャーナリストに受けて語った。

最初に公に使われたインターネットプロトコルIPv4は32ビットの識別子を使ったアドレスシステムだった。すぐにアドレスが枯渇をもたらすことが明らかになった。代替としてIPv6の策定が急いで勧められた。おおよそ1年前に、北米は公式にIPv4ベースの新しいアドレスを使い果たした

セキュリティのために、公開鍵暗号はサーフが加えたかった・実現したかったもう一つの事である。

困ったことに、当時はどちらの考えも最終結果の中に入れられそうにはなかった。「私はどちらかでも取り入れらるとは思わなかった。だから今、我々は変更する必要があるのだ。」2004年にチューリング賞を受賞し、今はGoogleのチーフインターネットエバンジェリストであるサーフが語った。

例えば、「128ビットアドレス空間は今思えば現実的に思えなかった」と彼は語った。特に当時は実験的な考え方で作られた。「私は、我々がそれを強制されるとは考えていなかった。」

可変長アドレスの可能性について議論はあったが、それに関連する余分な処理力が必要となるため、その考えの支持者らは最終的に敗れた、と彼は説明した。「コンピュータは当時はとても高価だったため、その考えは拒否されたのだ。」

公開鍵に関しては、その考えはごく最近持ち上がったもので、インターネットプロトコルは1978年頃に標準化されたものだ。

「私は戻りたいとは思わないし、全てを改修したいと思わないが、我々はそれを盛り込めなかった。もし、戻って公開鍵暗号を取り入れることができるなら、おそらくやっただろう。」サーフは語った。

Slashdot